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☆ 鉄輪エッセイ vol-8 ☆
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    鉄輪エッセイvol-8

      2020/7/12

    『屋号・・・入舟荘』

     

    それぞれ人に名前があるように宿も『屋号』という名前があります。

    親が子を思い、つける名前に意味があるように、屋号にもそれぞれの意味がありそうです.

    そんな『屋号』を紐解いていくのも面白いのですが、とりあえず『入舟荘』の屋号のいきさつを・・・・・

    『入舟荘』という屋号は昭和37年から始まります。

    それまでは『わきや』とか『しちゃ』とか呼ばれていたそうです。

    『しちや』はそのままの意味で、『質屋』のようなことをしていたのだとか。。。。。

    お金の担保に質ぐさなるものを預かっていたそうで、本物かどうかはわかりませんが、義母が言うには田能村竹田の掛け軸などがあったそうです。

    その質ぐさをまだ若かったヤンチャな義父が、遊ぶお金ほしさに別の質屋に持って行ってたとか(^_^:)

    その当時の質ぐさが残っていたら『お宝鑑定団』に応募できたかも。。。。。

    その『しちや』がどうして『入舟荘』になったかというと、それまでおばあちゃんが片手間にしていた貸間でしたが、昭和37年に義母が入舟荘を建て替えて本格的に貸間業を営むようになりました。

    入舟荘の敷地は東西に細長く、東から西に向かって横幅が広くなっていて、更地の時はまさに舟の形に見えるのです。

    そこで、屋号を決める時におばあちゃんが「客商売だから出船よりは入船の方がいい」ということになり『入舟荘』になったとか。。。。。ただし、そこはおばあちゃんもちゃんと抑えていて客船の『船』ではなく小さな小舟の『舟』で『入舟荘』になったとか。。。

    鉄輪ってどちらかというと山沿いの方なのに入舟荘という名前で、時々お客様から「女将さん、昔はこの辺まで海だったのですか?」なーんて尋ねられます(^_^:)

    平成7年に主人が入舟荘を建て替えたときに弟たちから「入舟荘て民宿みたいだからこのさい旅館風に屋号を変えたら?」と言われたのですが、おばあちゃんと義母の思いが残っている『入舟荘』は変えられませんでした。

    お洒落な名前でなくても『入舟荘』に行きたいというお客様をたくさんつくるという思いもありました。。。25年経った今、それができたかどうかはわかりませんが、これからも『入舟荘』で頑張っていきたいと思います。

     

    posted by: irifunesou | 女将日記 | 15:25 | comments(0) | - |