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☆ 鉄輪エッセイ vol-4 ☆
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    鉄輪エッセイ vol-4
      『湯治・・・その2』
    鉄輪温泉では湯治宿のことを『貸間旅館』と言います。
    ひと言で湯治宿と言っても、長逗留のお客様へ食事を提供する宿もあれば、基本食事は提供せずお客様が自炊する宿もあります。まさに貸間旅館は後者の食事を出さない方の形態です。間(部屋)を貸すだけなので貸間というのだとか(^o^)
    なので貸間旅館には基本的にお客様が自炊をするための、お客様専用の台所があります。
    何世帯もの湯治客が朝・昼・夜の食事作りに共用します。
    お客様は常連客が多く、大体来る時期も同じくらいになるので宿だけでなくお客様同士もとても親しい間柄になります。おかずのおすそ分けは当たり前。先に帰る人の残った食材も無駄になることはありません。
    現在は人との関わり合いがとても難しい世の中ですが、ひと昔前はある意味とてもフランクだったと思います。(旅先での出会いというのもあるかもしれませんが。。。)
    「褒めて育てよ」という言葉ではありませんが、人は褒められると成長します。奥さんが作る料理を毎日「美味しい」と言って食べてくれるご主人は貴重です(私は一度も美味しいと言ってもらったことはありません(^_^:)。。。貸間のお客さんのおかずのおすそ分けは、そんな一面もあったのでは?余談になりますが、鉄輪には鉄輪温泉旅館組合という旅館組合があります。前はこの組合のことを『貸間組合』と言いました。鉄輪がとても賑わっていた頃、この組合もよく旅行に行っていたそうです。入舟荘も義母の時は貸間組合でした。義母から聞いた話ですが、組合の旅行に行ったとき宿泊先のホテルの歓迎ボードには「鹿島組合」と書かれていたそうです。貸間は思いつかなかったということですね(笑)
    これまで『湯治』というと、どちらかというと「温泉で体を治す(癒す)」という意味合いが強いと思っていましたが、今回のコロナ騒動で新しいキーワードが浮かびました。
    『心の湯治』・・・これも大切かなあと。
    『健康』というのは心と体のどちらも元気でないと『健康』とは言えないと思います。
    湯治場鉄輪の原点に戻って『心と体の湯治』を探していこうかと思います。
    posted by: irifunesou | 女将日記 | 17:19 | comments(0) | - |